こんにちは!瀬尾大作です。
今回は、中井貴一主演の映画「記憶にございません!(きおくにございません!)」について書いてみたいと思います。

「記憶にございません!」を観て!1
映画「記憶にございません!」は、三谷幸喜さんの8作目の長編映画監督作品です。
記憶をなくした内閣総理大臣が主人公の政界コメディですが、笑える作品というわけでありません。
正直言って、中井貴一さんの「記憶にございません!」と大声で国会討論をする映画宣伝に使っていた映像を観て、そんなに面白そうに観えなく、最初は、特に観たいと思っていなかったのです。
とはいえ、人気の作品!
なので、観てみようと思い観てみました。
観た感想は、観てよかった。ということです。
今回は、どこがどう良かったのか?を深掘りしたいと思います。
●映画「記憶にございません!」の説明!
2019年9月13日に、映画「記憶にございません!」は公開されました。
映画「記憶にございません!」の映画監督と脚本は、三谷幸喜さん、主演は中井貴一さんです。
●映画「記憶にございません!」の登場人物の紹介!
黒田啓介(くろだけいすけ)役は、中井貴一さんです。
日本の内閣総理大臣で、悪徳政治家がたたり、史上最悪の支持率2.3%を記録していました。
演説中に一般の人が投げた石が額にあたり、国会議員になってからの記憶をすべて失います。

「記憶にございません!」を観て!2
黒田聡子(くろださとこ)役は、石田ゆり子さんです。
黒田啓介の妻です。
夫の秘書官の井坂と不倫をしています。
井坂(いさか)役は、ディーン・フジオカさんです。
黒田啓介の首相秘書官です。
黒田啓介の記憶喪失を機密にして、啓介が記憶を失っていることをいいことに、啓介を利用することを考える。
番場のぞみ(ばんじょうのぞみ)役は、小池栄子さんです。
黒田啓介の首相秘書官です。
黒田啓介の首相秘書官の井坂と一緒に啓介を支えます。
鶴丸大悟(つるまるだいご)役は、草刈正雄さんです。
国民の人気が高い内閣官房長官です。
10年間で、内閣総理大臣は5回も変わったが、官房長官を10年続けています。
日本ゴルフ協会の名誉会長もしています。
古郡祐(ふるごおりゆう)役は、佐藤浩市さんです。
裏社会に通じているフリーライターです。
昔は情熱に燃える政治記者だったが、今は金で動き、ゆすりたかりもします。
●映画「記憶にございません!」のあらすじ!
黒田啓介は、ある日、東京都の病院のベッドで目が覚めました。
しかし、記憶をすべて失って何も思い出すことができません。
自分が病院にいることも、自分が何者かも、すべてが訳が分からず、病院を抜け出します。
飲食店でテレビを見た時、そこに自分の姿が映っていることに気が付きます。
そして、自分が、演説している時、一般の人が投げた石が額にあたり、病院に直行する日本の内閣総理大臣の黒田啓介ということに驚きます。
しかも、国会での討論の暴言などが原因で大変な嫌われ者の総理大臣ということに更にショックを受けます。
黒田啓介は、秘書官たちに総理大臣官邸に連れ戻されます。
そして、記憶喪失の状態ということは、機密にして、内閣総理大臣を続けるように言われます。
黒田啓介は、国会議員になってから今までの記憶をすべて失ってしまったので、今まで進めてきた政策や国会議事堂の部屋の場所も分からなくなりました。
そして、自分の家族、妻や子供も分からなくなっていました。
しかも、黒田啓介は、野党第二党の党首で、かつては同じ党に所属していた山西あかねと、昼に情事を重ねていたこと知ります。
自分の妻も、首相秘書官の井坂と不倫関係があるようです。
一人息子も、未成年者であるにもかかわらず深夜に飲酒をするなどして、警察に補導されているようです。
そんな混乱の最中に、アメリカの大統領が日本に来日、日米首脳会談をすることになります。
黒田啓介は、周りの人を巻き込んで、起死回生のドラマが始まります。
●映画「記憶にございません!」のまとめ!
映画「記憶にございません!」は、記憶喪失を一つのテーマとして扱っています。

「記憶にございません!」を観て!7
記憶喪失つながりで、最近テレビで見たのですが、最近話題になっている手記、「記憶喪失になったぼくが見た世界」を、この映画を観て思い出しました。
その手記の主人公の18歳の美大生は、生死をさまようような交通事故で記憶喪失になり自分自信のことどころか、食べること、寝ることさえも忘れてしまったそうです。
そして、すべて0から、始めたそうです。
0から始めても、「新しい自分」を生き始め、今では、草木染職人として独立しているそうです。
映画「記憶にございません!」は、フィクションで、作り話ですが、国会議員になってからの記憶をすべて無くしてしまいました。
そして、ストーリーの途中で、記憶を思い出すのでが、見ていてよく分かりませんでした。
多分、鶴丸大悟が、医者から、記憶喪失を聞いた時には、もう記憶が戻っていたように思います。
映画「記憶にございません!」と手記「記憶喪失になったぼくが見た世界」を観て、記憶も大事だけれど、やり直そうとする気持ちが大事なんじゃないか?と思いました。
それでは、どうも最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。