こんにちは!瀬尾大作です。
今回は、西加奈子さんの小説「漁港の肉子ちゃん」について書いてみたいと思います。
僕は、明石家さんまさんが大好きです。
なので、明石家さんまさんが、パーソナリティを務めるラジオ番組「MBSラジオ・ヤングタウン」を毎週土曜日聞いています。
そこで度々出てくる「漁港の肉子ちゃん」!
「漁港のにっこちゃん、漁港のにっこちゃん」と聞こえましたから、「漁港のにっこちゃん」だと思っていましたが、小説を読むと「漁港のにくこちゃん」ということが分かりました!www
今度、明石家さんまさんが映画化したいということで、主役の二人「菊子」と「喜久子」の声優さんをオーディションで決定することを決定したそうです。
声優さんという言葉で分かるように、「漁港の肉子ちゃん」は、実写映画ではなくアニメーション映画です。
主役の「菊子」の紹介です。
38歳。太っていてブスで見にくい女性。
菊子さんが肉子ちゃんです。
菊子ちゃんのことを愛情込めて、周りの人たちは、「肉子ちゃん」と呼ぶのです。
小さな町の焼肉屋さん(うをがし)で働いています。
明るくて人気者。
単純で、人の言葉をすぐに信じてしまうお人好し!
男に騙されてばかりいます。
借金を背負わされては逃げられることを繰り返しています。
しかし、本を読んでいくうちに神様に思えてくる不思議な存在でもあります。
もう一人主役の「喜久子」の紹介です。
11歳。美人でスタイルが良い女の子。
クラスの中で、また学校の中で人気者。
読書が好きで、本をよく読みます。
バスケットボールが好きで、運動神経も良いです。
主役の2人は、対照的で似ていません。
当然です!親子として暮らしていますが、実は、血がつながっていません。
ここまで読んだ人は気づいたかもしれませんが、境遇が明石家さんまさんによく似ている!
実は、明石家さんまさんの育ての母親は、本当のお母さんではありません。
まま母です。
当たり前のことだけど、明石家さんまさんがどんな風に育てられたのかは僕には分かりません。
しかし、この小説を映画化したいと思われたということは、何か、幼いころの自分自身と重なるものを感じられたのではないか?と思われます。
あの明るさのヒントがこの小説に隠されているような気もします。
詳しい内容は、小説を読んで確かめていただきたいと思います。
また小説を読むことが苦手な人は、映画をぜひ見てほしい。
僕のお勧めの小説です。
本は、長編ですが、とても面白く、とても読みやすかった!
なので、すぐに読み終えました。
平凡な日常生活を描きながら、最後は、涙が止まらない。
そもそも平凡な日常って何なのか?考えさせられます。
そんな小説を書ける西加奈子さんは、天才です。
それでは、どうも最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。