こんにちは!瀬尾大作です。
今回は、南海キャンディーズの「山ちゃん」こと山里亮太さんの小説「天才はあきらめた」の本について書いてみたいと思います。
僕は、お笑いが大好きで、お笑い芸人さんの書籍も読ませていただいております。
山里亮太さんの「天才はあきらめた」を、一言でいうと自己啓発本です。
芸人さんの厳しい世界をリアルに描いた有名で映画化もされた劇団ひとりさんの「陰日向に咲く」や芥川賞を受賞した又吉直樹さんの「火花」と少し違います。
もちろん、「陰日向に咲く」や「火花」はとても面白く傑作だと思います。
しかし、どちらかというと、というかとても島田紳助さんの「自己プロデュース力」の方が本の内容が近いです。
どうしたら、厳しい「お笑いの世界」で成功できるのか?を山里亮太さん自身の体験や心理を通して分かりやすく書かれています。
そして、その内容に僕はとても共感しています。
一言で言うと、成功をするための努力をする。
その一言!
うまくいけば、それを自信貯金をする。
思い通りにいかなければ、自信貯金を取り崩す。
うけなかったところを修正する。
自分のことを酷評する人には、それを見返すためにその酷評を怒りのガソリンにしてネタを作る。
本の中でいつか見返してやるぞ!ということをリアルに書いています!
実際、本の中では、ネタを作る場面がこれでもか?と出てきます。
自分の努力を褒める。
その努力というのは、ネタ作りや相方とのネタ合わせです。
最初に、劇場でネタ見せをする機会を得ることがこれほどまでにハードルが高いのか?ということが書かれています。
なので、最初から劇場の楽屋でネタ合わせなどできるわけがありません。
近くの駐輪場、カラオケボックスや劇場の階段の片隅でネタ合わせをするのです。
それと、お笑いの世界はお笑いの賞をとっても、それだけで売れていくという甘い世界ではないということです。
僕の大好きな明石家さんまさんも言っていますが、毎日がオーディション!常に新しいことを取り入れなければお客さんにすぐに飽きられてしまう厳しい世界です。
山ちゃんがNSCに入学した年、同じ吉本興業に入学した人は、東京で600人、大阪で600人いたそうです。
それが一年で経って卒業するころには、同期は100人だったそうです。
福沢諭吉さん40人ほどの同行も必要だったのに!!!
しかも、卒業試験は、ネタ見せ!
授業中ネタ見せの機会に、ネタ見せしない人は、しどろもどろになるらしいとか!
昔から言われていますが、勉強は、「読み、書き、そろばん」。
これは、人生で成功するための大切な要素だと思います。
当然のように、お笑いでもこの法則が当てはまると思います。
山里亮太さんは、この「書く」ことを上手に使って成功を手にしているんだなと思いました。
そして、この「書く」ことはとても大切です。
なので、僕も、積極的にメモを取りたいと思います。
それでは、どうも最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。