こんにちは!瀬尾大作です。
今回は、ソン・ガンホさん主演の映画「パラサイト 半地下の家族」について書いてみたいと思います。
映画「パラサイト 半地下の家族」は、テレビで注目されニュースになっていたので、気になっていました。
ちょっと前に、是枝裕和監督の映画「万引き家族」を観て、とても面白かったことを覚えています。
その映画「万引き家族」に似たような要素があるんじゃないかな?と思い、とても期待していました。
そして、今回ようやく観ることができました。
観た感想は、一言で言うと、エンターテインメント性が高くて面白く、とても心に残る映画でした。
それでは早速、感想を中心に深掘りしたいと思います。
●映画「パラサイト 半地下の家族」の説明!
映画「パラサイト 半地下の家族」は、2019年5月30日に韓国で公開され、観客総動員数は1,000万人を突破しました。
韓国のブラック・コメディ・スリラー映画です。
監督はポン・ジュノさんです。
主演はソン・ガンホさんです。
日本では、2019年12月27日から一部の劇場で限定先行公開された後、2020年1月10日に通常公開されました。
第72回カンヌ国際映画祭で、韓国映画初のパルム・ドールの受賞しました。
第92回アカデミー賞で、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を受賞しました。
非英語作品(英語でない作品)の作品賞受賞は、史上初めての快挙です。
また、アカデミー作品賞とカンヌの最高賞を同時に受賞した作品は「マーティ」(1955年)以来、65年ぶりの快挙になりました。
●映画「パラサイト 半地下の家族」の登場人物の紹介!
キム・ギテク役は、ソン・ガンホさんです。
全員失業中の一家の父親で、半地下住宅に暮らしています。
楽観的で温厚な性格です。
昔は、運転手をしていました。
キム・ギウ役は、チェ・ウシクさんです。
キム・ギテクの息子です。
受験経験は豊富だが学歴はない浪人中です。
キム・ギジョン役は、パク・ソダムさんです。
キム・ギテクの娘です。
美術大学を目指して勉強しています。
チュンスク役は、チャン・ヘジンさんです。
キム・ギテクの妻です。
昔は、ハンマー投げの選手でメダリストです。
パク・ドンイク役は、イ・ソンギュンさんです。
IT企業の社長で、高台の大豪邸に暮らしています。
ヨンギョ役は、チョ・ヨジョンさんです。
パク・ドンイクの妻です。
若くて美くしい女性です。
能天気で人を信用しやすい性格です。
パク・ダヘ役は、チョン・ジソさんです。
パク・ドンイクの娘です。
受験勉強に励んでいる高校2年生です。
家庭教師の授業を受けているうちにパク・ギウのことが好きになります。
パク・ダソン役は、チョン・ヒョンジュンさんです。
パク・ドンイクの息子です。
まだ幼くて、わがままいっぱい育ったせいか落ち着きがありません。
ヨンギョは、彼に芸術的才能を感じています。
ムングァン役は、イ・ジョンウンさんです。
パク家の家政婦です。
パク一家が入居する前から家政婦として働いています。
オ・グンセ役は、パク・ミョンフンさんです。
ムングァンの夫です。
ミニョク役は、パク・ソジュンさんです。
キム・ギウの友だちです。
名門大学に通っています。
パク・ダヘの家庭教師です。
●映画「パラサイト 半地下の家族」のあらすじ!
キム家の4人、父ギテク、母チュンスク、息子ギウ、娘ギジョンは、狭い薄汚れた半地下のアパートに住んでいました。
なぜこんな半地下のアパートに住んでいたのかというと、全員失業中だったのです。
なので、生活は苦しく、近所のピザ屋の宅配箱を組み立てる低賃金の内職をして、なんとか生活していました。
ある日、キム・ギウの友だちで名門大学に通っているミニョクが訪れ、富をもたらす山水景石という岩を手渡します。
ミニョクは、自分が留学する間、パク・ダヘの英語の家庭教師の仕事をキム・ギウに勧めます。
キム・ギウは、浪人中のため教える資格がないと一度は断りますが、高い報酬が欲しくなり、仕事を受けることにしました。
キム・ギウは、大学生の振りをしてパク・ダヘの英語の家庭教師の仕事を始めます。
そして、キム・ギウは、パク・ダソンの描いた壁の絵が飾ってあることに目をつけ、パク夫人が絵の家庭教師を探していることを聞き出します。
キム・ギウは一人思い当たる人物がいる、とパク夫人に妹のキム・ギジョンを家庭教師に勧めます。
後日、キム・ギウの大学の後輩という設定で、キム・ギジョンがパク家を訪れる。
人の良いパク夫人は疑うことを知りません。
キム・ギジョンのインターネットで調べた専門用語を使って達者に話をする姿を見て、パク夫人は、信用して、パク・ダソンに絵を教える先生として雇い入れます。
その夜、パク・ドンイクが帰ってきました。
パク・ドンイクは夜道を女性ひとりで歩かせるわけにはいかないということで、運転手にキム・ギジョンを送るよう言います。
その車の中で、運転手はしつこく家まで送ると言いいますが、家を知られるわけにはいかないキム・ギジョンは断わります。
キム・ギジョンは、こっそりとパンティーを脱ぎ、助手席の下に下着を押し込みました。
翌日、パク・ドンイクは、車からパンティーを発見しました。
そして、パク・ドンイクは、運転手が車をコカイン漬けのカーセックスに使ったと考えて解雇します。
運転手がいなくなって困っているパク・ドンイクに、キム・ギジョンは親戚に良い運転手がいると持ちかけます。
それで、キム・ギテクも、パク家に運転手として雇われます。
パク家の家政婦のムングァンは、欠点らしい欠点がありません。
しかし、キム・ギウは、ムングァンがひどい桃アレルギーということをパク・ダヘから聞いて知り、家族で相談して、ムングァンに桃の表皮の粉末を浴びせ始めます。
キム・ギテクは、パク夫人に韓国で結核が流行っているという話と、ムングァンを病院で見かけたという話を吹き込みます。
咳き込むムングァンの姿や血のついたようになったティッシュを見せられたパク夫人はムングァンが結核だと確信し、解雇します。
キム・ギテクは、家政婦に困っているパク・ドンイクに、パク家に雇われる前にスカウトの話があったという架空の高級人材派遣会社の名刺を渡します。
名刺の連絡先はキム・ギジョンのケイタイにつながります。
キム・ギジョンは、年収の証明などの手続きをアナウンスして、信用を高めました。
そうして、送り込まれたキム・チュンスクは、パク家に新しい家政婦として雇われることになります。
こうして、キム家の4人は家族であることを隠して、お金持ちのパク家に全員就職することに成功します。
しかし、パク家の息子のパク・ダソンだけは、同時期に就職してきた4人が同じにおいをしていることに気づいていました。
●映画「パラサイト 半地下の家族」のまとめ!
映画「パラサイト 半地下の家族」を観て、つくづく怒りをアウトプットしてはいけないことを、実感しました。
また、怒りが何も役に立たないということを表現している映画だと思いました。
そして、それが、この映画のテーマになっているように思います。
どんなに自分が正しいと思っていても、それは、所詮、自分の考えでしかありません。
どんなに怒れることがあっても、それを行動に移してしまっては取り返しのつかないことになります。
キム・ギテクは、パク・ドンイクが、オ・グンセさんのことを鼻を覆って臭そうにしたしぐさに腹を立て、ナイフで胸を刺してしまいます。
その時、凄く腹を立てたのは、間違いないでしょう。
しかし、冷静に考えれば、人を殺してしまっては、我慢ができなかったでは済まされないのです。
どんなに怒れることがあっても、それを行動に移してしまっては取り返しのつかないことになります。
普段から、冷静に、自分を客観視しながら生活するように心がけたいと思います。
それでは、どうも最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。