こんにちは!瀬尾大作です。
今回は、奥田英朗さんの小説「ナオミとカナコ」について書いてみたいと思います。
僕の中で、奥田英朗の小説と言えば、2004年に第131回直木三十五賞を受賞した「空中ブランコ」でした。
まだ読んでいないので、また、読もうと思っています。
「ナオミとカナコ」は、2014年11月12日に幻冬舎から単行本が刊行された。
また、
2016年1月14日から人気女優の広末涼子さん、内田有紀さんダブル主演でフジテレビでテレビドラマ化されました。
なので、
大変有名な小説の作品の一つです。
主人公の小田直美(ナオミ)はデパート外商部のキャリアウーマン。大学時代からの親友の服部加奈子(カナコ)は専業主婦。
広末涼子さんは、ナオミ役。
内田有紀さんは、カナコ訳。
実は、僕は、「ナオミとカナコ」のテレビドラマを見ていません。
しかし、
僕のイメージでは、配役は、逆なのかな?逆の方があっているじゃないか?と思っていたのです。
広末涼子さんと内田有紀さんを比べちゃうと、本当はどうなのか?は分かりませんが、内田有紀さんの方がしっかりしているイメージがあったのです。
それと、
広末涼子さんは可愛さが先行して、キャリアウーマンというイメージがなかった。
なので、
小説を読んでから、ドラマの配役を見てとても驚きました。
内容は、スリルとサスペンスと緊張感があり、とても面白かった。
完璧な殺人計画!
そもそも、そんなものは存在しません。
だけど、
切羽詰まると『完璧な殺人計画』があると思いこんでしまう人間の思い込みの怖さを感じました。
良いことをすれば、良い結果がついてくる。
悪いことをすれば、悪い結果が付いてくる。
当たり前のことのようですが、この世の中、必ずしもそうとも言えません。
良いことをして良い結果を出したいものです。
「ナオミとカナコ」は、結果、逃げ切れてハッピーエンドのようになっています。
でも、
本当にハッピーエンドなのか?とても疑問です。
ハリウッド映画のようなハッピーエンドではありません。
なんか?そういうことろが、日本の小説らしくて良いですネ。
「ナオミとカナコ」は、『お金の問題』、『DV(ドメスティック・バイオレンス)の問題』を考えさせられる良い小説だと思いました。
また、
『もどかしさ』と『スッキリ感』が交互に感じられる小説でもありました。
それでは、
どうも、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。