こんにちは!瀬尾大作です。
今回は、福山雅治さん主演の映画「三度目の殺人(さんどめのさつじん)」について書いてみたいと思います。

「三度目の殺人」を観て!1
なぜ、映画「三度目の殺人」を観ようと思ったのかというと、是枝裕和監督の映画「万引き家族」を観て、ぜひ観てみたいと思いました。
映画「万引き家族」では、家族の在り方を考えさせられました。
それで、この映画「三度目の殺人」が、楽しみになったのです。
映画「三度目の殺人」ですが、結論から言いますと、観てよかったと思いました。
ようやく観ましたので、感想を深掘りして書きたいと思います。
●映画「三度目の殺人」の説明!
映画「三度目の殺人」は、監督でもあり脚本家でもある是枝裕和さんの法廷で繰り広げられるサスペンスです。
2017年8月30日から開催された第74回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門の出品映画作品です。
2017年9月9日、福山雅治さん主演で、日本で映画公開されました。
第41回日本アカデミー賞で、最優秀作品賞を受賞するなど、数多くの賞を受賞しています。
●映画「三度目の殺人」の登場人物の紹介!
重盛朋章(しげもりともあき)役は、福山雅治さんです。
凄腕の弁護士です。
三隅高司(みすみこうじ)役は、役所広司さんです。
最初に、北海道で、借金取りを殺害して、30年刑務所暮らしをしました。
次に、今回の事件で山中を殺してしまいます。
一人娘がいますが、30年以上会っていません。

「三度目の殺人」を観て!4
山中咲江(やまなかさきえ)役は、広瀬すずさんです。
今回殺害された山中の娘です。
山中美津江(やまなかみつえ)役は、斉藤由貴さんです。
今回殺害された山中の妻です。
摂津大輔(せっつだいすけ)役は、吉田鋼太郎さんです。
重盛朋章と一緒に、三隅高司の弁護をする弁護士です。
重盛ゆか(じげもりゆか)役は、蒔田彩珠さんです。
重盛朋章の娘です。
重盛彰久(しげもりあきひさ)役は、橋爪功さんです。
重盛朋章の父親で、元裁判長です。
●映画「三度目の殺人」のあらすじ!
あらすじは、映画を観ましたが、映画「三度目の殺人」という映画は、見る人によって、見方が変わってくる不思議な映画なのです。
なので、僕は、こういう風に、とらえました。という主観的なものが、多々はいっていますのでそれを踏まえて、参考程度に読んでいただければと思います。
三隅高司という男が、殺人を犯すのですが、それは、決して自分勝手なものではない。というところがこの映画の一番のカギになっています。
設定として、三隅高司には、特殊な能力が備わっています。
それは、人の考えていることが分かってしまうという能力なのです。
この能力があるがゆえに、北海道では、借金に困っている人のことがほっておけず、質の悪い借金取りを殺してしまうのです。
刑務所から、服役を終えて、出所すると、山中が経営している会社で働きだします。
すると、山中の娘の山中咲江と出合い仲良くなります。
そして、山中咲江が、その父にレイプされていることを考えていることが分かってしまう能力で知ってしまったのです。
それで、三隅高司が、山中咲江のためにその父親を殺害してしまったのです。
三隅高司という男は、人の考えていることが分かってしまうという能力がある代わりに、自分のことを自己犠牲にすることを喜びにしている人なのです。
なので、山中咲江を庇うために、弁護士との供述を二転三転します。
三隅高司という男は、人の考えていることが分かってしまうという能力がある代わりに、中身のない空っぽな人なのです。
●映画「三度目の殺人」のまとめ!
映画「三度目の殺人」をまとめると、
最初は、北海道での借金取りの殺人です。
二度目は、映画の中心になった山中の殺人です。
三度目は、三隅高司を司法でさばいて殺すという殺人です。
というのが、僕の主観的な考えで、とても深いものを感じました。

「三度目の殺人」を観て!6
また、この映画を観て、暗い映像とは裏腹に、とても美しい映画だなと思いました。
そして、僕は、宮沢賢治さんの書いた「銀河鉄道の夜」のカンパネルラを思い出しました。
もちろん、カンパネルラには、人の考えていることが分かってしまうというような特殊な能力は、備わっていないという違いはあります。
しかし、カンパネルラは、川でおぼれているザネリを助ける代わりに、自分が川におぼれて死んでしまうのです。
ザネリとは、孤独な主人公のジョバンニをいつもいじめている男の子です。
人は、色々な人がいます。
まさに、十人十色です。
宮沢賢治さんも、人のために生きるような人になりたいという「雨にも負けず」を書いています。
映画「三度目の殺人」でも、人間的にレベルの高い聖人のような三隅高司という男を描いていると思いました。
映画「万引き家族」では、家族の在り方を考えさせられました。
映画「三度目の殺人」では、人としての在り方を考えさせられました。
それでは、どうも最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。