こんにちは!瀬尾大作です。
今回は、篠原涼子さん主演の映画「人魚の眠る家(にんぎょのねむるいえ)」について書いてみたいと思います。
この映画は、とても見たいと思っていました。
僕の好きな東野圭吾さんが書いた小説「人魚の眠る家」を、篠原涼子さんが主演で映画化した作品だからです。
篠原涼子と言えば、「アンフェア」のテレビドラマや映画の名演技が、僕は大好きです。
●映画「人魚の眠る家」の説明!
映画「人魚の眠る家」の原作は、ベストセラー作家の東野圭吾さんの小説です。
また、「人魚の眠る家」は、東野圭吾さんのデビュー30周年の記念作品です。
2018年、篠原涼子主演で映画化され、2018年11月16日に、松竹より公開されました。
監督は、堤幸彦監督です。
第43回報知映画賞で、篠原涼子さんは、主演女優賞を受賞しました。
第42回日本アカデミー賞で、篠原涼子さんは、優秀主演女優賞を受賞しました。
●映画「人魚の眠る家」の登場人物の紹介!
播磨薫子(はりまかおるこ)役は、篠原涼子さんです。
播磨和昌の妻で、播磨瑞穂と播磨生人の母親です。
娘の瑞穂が、プールの事故で植物状態になってしまいます。
植物状態になってしまった娘を熱心に介護します。
播磨和昌(はりまかずまさ)役は、西島秀俊さんです。
播磨薫子の夫で、IT系機器メーカーのハリマテクスの社長です。
家族にあまり関心を持たず、浮気をして、離婚されそうになります。
播磨瑞穂(はりまみずほ)役は、稲垣来泉さんです。
和昌と薫子の長女です。
6歳の時に、プールで事故に遭い、脳死判定されます。
それから、植物状態で母親の薫子に介護されながら生き続けます。
播磨生人(はりまいくと)役は、斎藤汰鷹さんです。
和昌と薫子の長男で、瑞穂の2歳下の弟です。
姉の瑞穂が、元気だったころはとても仲良しでした。
しかし、姉が植物状態になったことで苛められそうになり、学校で、「お姉ちゃんは死んだ」と言うようになります。
星野祐也(ほしのゆうや)役は、坂口健太郎さんです。
播磨和昌が経営するハリマテクスの社員で、障害者をサポートする最先端のBMI技術(脳と機械をつなぐ技術)を研究しています。
BMI技術で植物状態の播磨瑞穂の体を動かせるようにします。
川嶋真緒(かわしままお)役は、川栄李奈さんです。
星野祐也の恋人です。
星野祐也の仕事が忙しくあまり会えなくなった為、星野祐也を尾行し、播磨宅を突き止めます。
播磨宅で、植物状態の播磨瑞穂の体が動くのを目にして、逃げ出します。
美晴(みはる)役は、山口紗弥加さんです。
播磨薫子の二歳年下の妹です。
千鶴子(ちづこ)役は、松坂慶子さんです。
播磨薫子と美晴の母親です。
孫の播磨瑞穂と若葉がプールに行くのに付き添い、その時に、水の事故に遭わせてしまったことで責任を感じています。
若葉(わかば)役は、荒川梨杏さんです。
美晴の娘で、播磨瑞穂と同じ年のいとこです。
事故が起こった日に、瑞穂とプールで一緒に遊んでいて、自分のせいで瑞穂が事故に遭い、植物状態になってしまったことを誰にも言えずに悩んでいます。
●映画「人魚の眠る家」のあらすじ!
播磨和昌と薫子の夫婦は、夫の浮気が原因で別居をしていました。
娘の瑞穂の有名私立小学校を、受験するために離婚ができません。
受験が終わったら、離婚する予定でした。
円満な夫婦関係をアピールするため、面接試験の予行演習をしていると、播磨和昌に電話がかかってきます。
薫子の母と妹たちとプールに行っていた娘の瑞穂がプールの排水溝に指を突っ込んで、指を抜くことができなくなり、溺れて救急車で病院に運ばれたと連絡があったのです。
和昌と薫子は病院に駆けつけました。
すると、医師から集中治療室(ICU)に運ばれた娘の瑞穂が脳死状態であることを告げられます。
そして、もう二度と目を覚まさない娘の瑞穂の臓器を提供するかどうかの厳しい選択を迫られます。
和昌と薫子は、臓器提供を1度は決断します。
しかし、最期の日に、薫子は、瑞穂の手がかすかに動くのを見て気が変わってしまいます。
薫子は決断を覆し、それから心臓は動き続けるが植物状態になってしまった瑞穂を家族の協力を得て介護しつづけます。
和昌は、IT系機器メーカーのハリマテクスの社員・星野祐也の協力で瑞穂の筋肉に電気信号を流し手足が動かせるようにします。
それで、瑞穂の体調は良くなります。
その様子は、普通の子がただ眠っているような姿のまま成長していっているようです。
その反面、脳死した瑞穂が動くことに気持ち悪がる人がいて、その偏見は、瑞穂の弟・生人にまで影響が及びました。
薫子の家族は薫子を思って、ずっと薫子の奇行を口にしなかったが、一人息子の生人の誕生日に爆発してしまいます。
それで、薫子は、瑞穂の死を受け入れなければならないと考え始めます。
そして、瑞穂の体調も悪化していきました。
●映画「人魚の眠る家」のまとめ!
この映画を観て、とても自然に入ってくる映画だと思いました。
自分の子供が脳死しているんだけど、心臓は動いている。
この状態になったら、生き返るんじゃないか?と考えるのが、むしろ普通の親のような気がしたからです。
病院の先生が、「もう絶対に目覚めることはありません。」と、はっきり聞かされても、あきらめがつかない。
こういうことってあると思います。
正直言って、とても切ない。
本当に切ない。
なんか、この言葉しか出て来ない気がします。
この世に、当たり前のことはないといいますが、当たり前のことはあります。
会えば分かれる。
持てば失う。
生まれれば死ぬ。
とても当たり前のことです。
しかし、何が一番つらいかというと、順番通りに、死なないことです。
つまり、親より先に子供が死ぬことです。
これほどつらいことはありません。
この映画は、そのテーマを扱っているから、「とても切ない」ということなのだと思います。
それでは、どうも最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。